仕様の解説というより仕様に対する考えの表明です。
思想よりの話題になります。
以前にも同様の記事を投稿していますが引用返信を搭載した今、もう一度。
なお、fuyutigerの立場としてQT(非公式RT)の使用は推奨しないという立場であることをご理解の上お読みください。
前述した記事の通り、fuyutigerはQTの際にin_reply_toを付与しません。
これは次の理由により採用した仕様です。
1.in_reply_toを付与すると配信範囲が返信と同じになってしまう
2.@userから始まらずにin_reply_toが付与された投稿をWEBから行うことができない
3.返信ではないのにreply_to(返信先)という値を設定する気持ち悪さ
1.in_reply_toを付与すると配信範囲が返信と同じになってしまう
twitterの仕様によるものですが、in_reply_toが付与されたツイートは返信として扱われ、結果配信範囲は元発言ユーザとQTしたユーザ双方をフォローしている人のみになります。
fuyutigerでQTをコメント付きRTとして定義している以上、元発言より配信範囲が狭まるというのは許容できません。
また、in_reply_toを付与すると返信と表面上同様の動作を行うため、引用返信のためにQTを使用するという行動を助長する可能性があります。
2.@userから始まらずにin_reply_toが付与された投稿をWEBから行うことができない
twitterのwebの仕様によるものですが、先頭がユーザIDで始まっていないツイートは返信としては扱われず、結果in_reply_toが付与されません。
それに合わせた形。
3.返信ではないのにreply_to(返信先)という値を設定する気持ち悪さ
これは感覚的なものも含みますが、なにかこう、本来の想定外の使い方をしている感じが嫌なのです。
Permalinkの必要性について
Permalinkが必要ないと思っている訳ではありません。
ただ、Permalinkを示す方法がないからin_reply_toを使用するのと、Permalinkがないから付与を諦めるという二つのうち、後者を選んだにすぎません。
同一性保持の必要性について
本文に引用文を含める以上、完全な保持は諦めざるを得ません。
極端な話、140文字の発言を引用しつつコメントをつけることは現仕様では100%不可能です。
そのためにPermalinkとしてin_reply_toが必要というのであれば、下手に引用せず最初から返信にするなり、元発言のURLを含めて発言するなりした方が確実です。
引用返信機能について
fuyutigerの引用返信機能はQT的であり、in_reply_toも付与されますが、使用用途がそもそもにおいて返信であり、先頭が宛先ユーザ名ではじまっていることで上記考えとは矛盾しません。
まとめ?
個人的には公式機能として言及元発言を示せるパラメータか、コメント付き公式RTの実装を望んでいます。
将来的にクライアントが自由に設定できるタグが実装されるそうですが、それ以外に明示的に言及元を示す方法が理想ですね。(自由実装だとクライアント間互換性が問題になるため)
最後に
あくまでもこの文章はfuyutiger作者個人の(2010年5月21日時点の)考えの表明にすぎません。
より優れた、納得できる実装や考えがあればあっさり覆る可能性もあります。
また、あなたがtwitterを使う方法を制限するものでもありませんし、他のクライアントに対する批判でもありません。
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